6月に入って、定期預金の金利の上がった銀行が多いですね。
生活防衛資金の預け先
半年ぶりに定期預金へ預け入れました
私は住信SBIネット銀行をメインバンクにしているのですが、今月の初旬までは、1ヶ月もの定期も、1年もの定期も、どちらも金利0.02%でした。
ちなみに普通預金は0.001%です。
それが、1年半ぶりにやっと!! 0.15%に上がりました!!(※ただし1年もの定期のみ)
2022年1月の1年もの定期は0.10%、2021年6月は0.13%。
0.15%はおそらく2021年の1月以来です。しかも、6月初旬にチェックした時は0.02%のままでした。ボーナスの話題が出る季節になってもこのままなのか……? と思っていましたが、0.15%になってくれたので、いそいそと普通預金に入れたままの貯蓄を定期預金へ振り替えました。
2019年はボーナスの時期なら0.20%だったりしたんですが、現状ではそこまで戻すのは難しいんでしょうね……
昨年までは、生活防衛資金等の貯蓄費用はこまめに普通定期預金にしていました。6月と12月はもちろん、ほぼ毎月、給料日後にすぐ定期預金へ。利息というよりも、資金拘束が大きな目的ではあるのですが。
(実際は定期預金に入れてもすぐ解約できちゃうんですが、それでもやっぱり心理的ハードルもあるし、物理的にも幾つか画面遷移をしてパスワードのためにアプリ起動もしなくてはいけない。多少なりとも資金拘束機能はあると思います!)
とはいうものの、いくら利息目当てではないといっても、0.02%や0.01%では、メリットはなく手間だけかかる状態。もはや新規で預入をする意味がわからないレベルだったので、普通預金に入れっぱなしにしていましたが、半年ぶりに定期預金へ預け入れしました。
資産形成を始めてから変わったこと
30代の頃はこういった金利にも本当に無頓着でしたが、多少なりとも貯蓄ができて、老後資金も育ってきた今、定期預金金利が0.10%か0.15%かというわずかな差をとても大きく感じます。つく利息の金額を見るよりも、金利が0.5%上がってる方がモチベーションが上がる。
投資を始めたばかりの頃は「お金が好き」と口に出すのに、なぜか抵抗がありました。「お金は好き、お金は大事、でも……」みたいな。
それが今では素直に「お金大好き、お金もっと欲しい」と言えるようになっていて、人って変わるものだなあと思います。もちろん日常生活でそんな言葉を口に出す機会はそうそうないのですが、家でひとりの時だとしても、言えなかったんですよね。
「お金はさみしがりやなので、たくさんあるところに集まる」と言われたりしますが、これも少しわかるようになってきた気がします。やっぱり投資資金が小さいと、増える額も小さい……%は同じでも、額として桁数が小さいと見過ごしがちになります。でも、ある程度まとまった額になると、目につくようになるし、減らしたくないという意識が働くようになりました。
浪費癖はなかなか抜けませんが、たくさん浪費を重ねてきたからこそ、この消費が自分にどれくらいの満足感や充足感を与えてくれるか、瞬間的な大きさだけでなく時間的な持続度を考え、リセール可能かどうか・可能としてどれくらい取り返せそうかを考えるようになりました。
結果として、それならここでお金を使うことはやめて、その分を投資にまわそう、という判断をすることも多くなってきました。
投資資金の預け先
1. SBIハイブリッド預金
上述の、定期預金に預け入れをしているのはいわゆる生活防衛資金にあたるもの。
いつもは投資資金は定期預金にはせずに、「SBIハイブリッド預金」というSBI証券と連動した口座にいれています。ちなみにこちらの金利は、普通預金0.001%に対して0.01%と少しお得になっています。
といっても、iDeCoも個人年金保険も銀行から直接引き落としだったので、SBIハイブリッド預金にいれていたのは積立NISAの資金のみでした。
契約社員から正社員に切り替わったのと合わせて、iDeCoの引き落としがなくなったので(企業DCに移管したため)今後は毎月その金額をSBIハイブリッド預金の口座へいれて、積立NISAの資金へ……としたかったのですが、現実はそうはいかず(給与形態も変わって、年収は微増ながら月収が大幅に減ったため)、6月と12月に固定賞与が入った際に全額をハイブリッド預金へと移すようにしています。
実際には積立NISAについては、2021年の夏から始まったクレカ積立で全額購入するようにしたので、ここからは引き落とされず銀行引き落としになっています。
2022年から購入を始めた米国ETFの資金は、このハイブリッド預金から出金されています。
証券口座に資金が入っているとIPO購入チャレンジができること、生活費や特定の目的のためにしている貯蓄と一緒にしてしまうと分かりにくくなるので、今後も、投資資金を金利目当てに定期預金に移す予定はありません。
2. 楽天銀行の[資金お引越し定期]
と書いた先からなんなのですが、実は先日、SBIから一部の資金をこちらの「資金お引越し定期」に移動しました。

こちらを利用した理由は2つ。
金利が比較的良く、拘束期間も短い
ひとつは、名前が可愛いし金利も良いから。資金お引越し定期! 1ヶ月定期で年利0.12%の驚きの好金利!!!(6月初旬のこのタイミングでは、まだSBIの1年もの定期の金利が上がる前で0.02%だったんです〜)
とはいえ、100万円預けても、金利が年0.12%では税引き後の利息、98円です。100円にもならない。もう100円じゃコンビニコーヒーも買えないのに。100万円ってめちゃくちゃ一生懸命がんばって貯めた金額なのに。この悲しさ、黒田総裁に届け!
日銀のおかげで円安もどんどん進んで、いつ135円に届くかというこの状況だと、ドル高すぎて米国ETFを買いたくても買えません……米国株が2020年4月のコロナショック時のような本当の大暴落をしてくれたら流石に買いますが。頼むから反発してせめて120円台に戻って欲しいと真剣に手を合わせています。(積み立て自動設定って感情が入らず機械的に手配してくれるので素晴らしいな!と改めてありがたく思います。)
こちらは1ヶ月もの定期なので、資金拘束期間が短いのも魅力です。
楽天銀行は、楽天証券と口座を連携させるマネーブリッジというサービスに登録しておくと、普通預金の金利が0.1%になるので、そのまま待機させておくにもSBIハイブリッド預金より利率が良く、普通預金なら資金拘束もないため、いつでも投資資金として使うことができます。
大金が口座に入ってると心臓に悪い
そして、ふたつめの理由がこちら。
というか、わざわざ資金移動をした理由の99%はこれです。
先日、個人年金保険を解約し、その解約返戻金として200万強が入金されました。
入金されてすぐに、全額をSBIハイブリッド預金へ預け入れしたのですが……
ハイブリッド預金へ預け入れした金額は、証券口座の方で買付余力として表示されるほか、銀行口座の方でも残高としてカウントされるので、目にするたびにギョッとしてしまって、心臓に悪くて。
これまで本当に貯金できない人生を送ってきて、口座の残高が100万円以上をキープできるようになってから、まだほんの18ヶ月程度なんですよね……それも、なかなか増やすことができず、150万円を超えたことは瞬間風速的にしかない。
それが、急に残高200万〜300万円以上になってしまうと、本当に変な動悸がしてしまって。
Excelで毎月の総資産額を記録するようになってからは12ヶ月、毎月それ以上の額を見ているのに、実際に銀行口座に入ってしまうと、いつでも動かせると感じて浪費家側の自分が警鐘を鳴らすというかなんというか。
そもそも、この解約返戻金は一括投資するつもりはなく、半額は1年くらいかけてETFを購入し、残りの半額は暴落時に備える待機資金にするつもりでした。
であれば、多少なりとも金利の良い方が良いよな……と考えたものの、住信SBIネット銀行の定期預金金利は0.02%、それなら楽天銀行の普通預金にいれて0.1%の方が高金利だし、楽天証券側で商品を買っても良いしなあと移動させたという流れです。
そうしたらたまたま1ヶ月定期の方がもう少しだけ金利が高かったので、さらに移動させたというのが本当のところ。
楽天証券を本格的に使っていくかどうかはまだ保留中
楽天証券は、昨年、楽天カードを作る際に同時に作りました。
理由は、ポイント投資をするとSPUが+1倍とかだったんですよね、たしか。それで毎月1,000円分、eMaxis Slimとかを買っていたのですが、この4月から?の改悪で、30,000円以上購入しないとSPUアップにはならなくなってしまいました。
とはいえ、楽天経済圏に身を置く者としては、楽天証券で投資信託または米国株を購入してSPU+0.5倍を狙うかどうか、真剣に検討してみるのも良いかなあとも思うようになってきました。
ただ、買付手数料のかかるETFを円貨決済しないと対象にならないのがちょっとネックなんですよね……
また1ドル100円前後の時代が来ると期待してしまうものの、この先もっと円安が進まない保証もありません。
と考えると、時間的分散効果を考えて、企業DCや積立NISAのように自動積立で米国ETFを淡々と買っていく方が良いのかもしれないとも考えます。
なんでも良いからとにかくお金がたーーーーくさん!欲しいなあ……