運用資産の方針を見直しました
2022年当初に考えていた運用方針から、いくつか変更が生じています。
先日、iDeCoの銀行口座振替の手続きもおわったので、この機会に変更した運用方針をふりかえっておこうと思います。
年頭から変更した点
2022年当初の運用方針はこちら
2022年当初から変更した点は、下記の4つ。
・個人年金保険を解約した
・米国高配当ETFの買付をはじめた
・日本株の個別株の買付もはじめた
・制度改正にあわせて、iDeCoの口座を開設
これまでの資産公開記事でもそれぞれふれてきた事柄もありますが、あらためてひとつずつふりかえってまとめていきたいと思います。
変額個人年金保険の解約
毎月、26,000円の掛金を払い込んでいましたが、2022年5月末までに約185万円ほど払い込み、2022年6月初旬に、含み益が20万円以上になっているタイミングで解約をしました。
解約をした理由は、主に以下のふたつ。
・年金というよりも運用資産としてとらえ、解約返戻金がある程度の含み益を出しているタイミングで解約しようと以前から考えていた
・企業型DCやつみたてNISAと比べて、運用成績が期待したほど良くなかった
私の場合、企業型DCは約2倍、つみたてNISAはほぼ同じくらいの割合の含み益が出ています。また、独身で生命保険をかけておく必要性も高くないため、変額個人年金保険で運用を続ける必然性があまりないと判断しました。
保険の解約返戻金にかかる税金について
保険の解約返戻金は一時所得扱いとなります。解約返戻金が既払込済保険料をうわまわっている場合(含み益がでた場合)、50万円までは特別控除の範囲内となります。
この50万円を超えた金額を2分の1にした金額が課税対象となりますが、雑所得20万円未満は確定申告不要となるため非課税で受け取れる、という説明をFPさんがしている動画をみたことがあります。
参考:国税庁ウェブサイト
No.1755 生命保険契約に係る満期保険金等を受け取ったとき

米国高配当ETFの買付をはじめました
キャッシュフローの改善を求めて、米国高配当ETFの購入をごく少額ですが2022年1月からはじめました。
いわゆる配当金への憧れと、ドル建ての資産もすこし持っておいた方が良いのでは?と考えたからです。個人年金保険を解約した場合に、その資金の運用先としても検討していました。
2016年後半から資産運用を始めて、資産ゼロの状態から約600万円まで資産を築くことができたものの、いずれも老後資金としてさわれない資産ばかり。
お金が増えている実感を持てなかったので、たとえ小額でも、配当金(分配金)をおこづかいにできたら嬉しいだろうなあという期待もありました。
日本株の個別株も買付をはじめました
これは完全にいきあたりばったりで始めてしまった予定外の行動で、うーんこの先どうしようかな……とちょっと頭をかかえています。
そもそも私は投資にまわせる余剰資金がそれほどないので、あっちこっちに手を出すのはあまり賢明ではなく、配当金(分配金)が欲しくても、日本株には手を出さずに米国ETFのみでやっていこうと考えていました。
ETFなら1本買うだけで数十社の企業へ投資ができるのである程度のリスク分散が簡単にできるし、日本企業よりも米国企業の方がおそらく成長を期待することができるので、いわゆるインカムゲイン(配当金・分配金)だけでなく、キャピタルゲイン(値上がり益)も期待できると考えたからです。
しかしながら、1USDが140円台になってしまうと、なかなか米国ETFを購入する気にはなれません……6月に相場が下がった時にはいくつか購入し、またその後に為替相場がすこし円高にふれたタイミングで円をドルに替えてはありますが、それもほんの10万円ほど。この先の為替の見通しが楽観視できない以上、よほどの暴落が来ない限りは米国ETFを購入するには材料が弱いなあと感じたところに、これちょっと割安なんじゃない?と感じる日本の個別株があったので、気がついたらいくつか買っていました。完全に衝動買い。
いずれも単元未満株で購入しているので、まだまだ全然小額ではあるのですが……
まあこれも勉強かなと思って、数年様子見しながら、自分に向いているかどうか探っていこうかなと思います。(あんまり向いている気はしないんだけれど。)
購入金額としては、まだ米国ETFの5分の1くらいです。ブログでもまたどこかのタイミングでもうすこし詳細を公開しようかなと考えています。
制度改正にあわせて、iDeCoの口座を開設
2022年10月からの制度改正にあわせて、iDeCoの口座を開設しました。
以前にもiDeCo口座は持っていたのですが、企業型DCへの加入にあわせてiDeCoの資産をそちらへ移管し、これまでに保有していたiDeCo口座はクローズ済となっています。
従来は企業型DCの加入者はiDeCoに加入することができなかったのですが、2022年10月より、一定の条件にあてはまる場合はiDeCoへの同時加入が認められるようになります。
私の場合はその条件にぴったり合致するため、すこし悩みましたが、加入して60歳まで運用していくことに決めました。
今後20年のあいだにも何度か制度改正がおこなわれるだろうなと思うので、受け取り方などについては柔軟に対応していかなくてはと思いますが、ひとまず現状では60歳までと考えています。
毎月2万円を掛金として拠出し、運用ファンドはe-Maxis Slim先進国株式1本で運用予定です。購入商品の資産分散は企業型DCで充分すぎるほどにしているので、iDeCoは株式1本のみです。
2022年の投資方針:修正後
1月の時点では「変更予定はありません(キリッ)」とか書いてましたが、上記のとおり、9月までにしれっと変更続きでした。
企業型確定拠出年金 | 約18,800円/月 (約225,600円/年) |
---|---|
iDeCo | 20,000円/月 2022年10月開始 |
積立NISA | 33,333円/月 (400,000円/年) |
米国ETF 日本個別株 |
40,000円/月 (480,000円/年) |
2022年の秋以降、2023年も上記のような比率でそれぞれ商品購入を続けていこうかなと考えています。
米国ETFと日本の個別株は、様子を見ながらそれぞれ割安なほうを適宜購入していく予定です。DCとNISAは、為替がどうなろうと相場がどうなろうとも機械的に毎月積み立てていきますが、ETF/個別株は完全に手動で、毎月の金額もあくまでも目安です。これより少ない月も多い月も発生すると思いますが、2025年頃まではこんな感じで運用していくつもりです。(原資は変額個人年金の解約返戻金+これまでの毎月の掛金の残金です。)
また、上記とは別に、相場暴落時に備えて100万円くらい待機資金を用意してあります。
基本的には米国株を買うつもりで置いている資金なので、相場がどれだけ下がっても、反比例するように円安に触れる状況が続くようであれば、投入しないままにする可能性も高いかなと考えています。
ドル高がどれくらいの期間続くのか、見通しがつかなさすぎて難しいところですね……