資産公開

初めての仕組預金 1年目経過報告

2021年の1月に初めて、仕組預金へ預け入れをしました。

1年経ったので、その経過を公開します!

仕組預金とは

仕組預金は、金利オプションや通貨オプションなどのデリバティブ取引を組み込んだ預金商品などを指し、例えば、満期まで保有すれば一般の定期預金に比較し高金利となる一方、仮に中途解約した場合には、デリバティブ取引の再構築コストを預金者が負担することから、これにより元本割れする可能性が高くなる仕組みのものがあります。(金融庁ウェブサイトより)

うん、なんかよくわかんないからスルーでいいかな……

と長年スルーを決め込んでいましたが、昨年、思い立ってトライしてみることにしました。

預け入れを決めた理由

・円定期預金の金利が低すぎるので、もう少し金利の高い預け入れ先が欲しい
・円定期より金利の高い外国債券を購入したことはあるので、違う商品を試してみたい
・実際に経験してみないとよく理解できない
・理解しないままだと、今後ずっと気になってしまい感情と時間の無駄づかいになる
・もし失敗しても、年齢が若ければ取り返せる

ということで、まずは試しに預け入れてみることにしました。

お金(資産)を増やすという観点からいえば、少しでも若い年齢のうちにインデックスファンドでも買っておいた方が将来的に増えることにはなるんだと思うのですが……株式市場の相場というのは、先の読めないもの。現金が必要になったタイミングで含み益が出ているとは限りません。

生活防衛資金として、3ヶ月分の預金は普通定期預金(中途解約可)に入れてありますが、もう少し余裕資金としてキャッシュを持っておきたい。でも、定期預金の金利があまりにも低すぎる(0.15%未満)ので、「もう少しの余裕資金」の分は、もう少し金利が高いものにしたい。その分、中途解約ができない期間が長くても問題ない。

そんな考えのところに、銀行のこの売り文句がぴったりはまってしまいました。

住信SBIネット銀行より

ちょうどその時期に仕組預金が募集開始していたこと、手元の少額資金で購入できる債権商品もなかったので、えいやっ!と申し込んでみました。

金利:固定型と変動型

私は住信SBIネット銀行をメイン利用しているので、住信SBIネット銀行の「円プレーオフ」という商品の仕組預金に預入をしました。

仕組預金を取り扱っている銀行は多いですが、どこもそれぞれ独自の商品名がついており、内容もそれぞれ違います。このブログでは、この「円プレーオフ」についての預入経過公開をしますが、他行の仕組預金とは違う部分も多いと思いますので、その点はご留意ください。

この仕組預金は、預入期間の金利が固定型の「フラット型」と、預入期間が延長されるごとに金利の上がる「ステップアップ型」があります。

住信SBIネット銀行より

預入期間が短期間で終わればフラット型の方が金利が有利ですが、預入期間が長期の場合はステップアップ型の方が有利となる、と言うのが銀行側の説明です。

募集期間ごとに金利が異なる

住信SBIネット銀行の場合、仕組預金は各募集期間にのみ預け入れができます。

随時預入の可能な普通定期預金の場合、金利は毎月見直しがされますが、仕組預金も募集期間ごとに金利が設定されます。

今年の1月に募集していたものと、2月下旬募集開始のものでは金利がこんなに違いました。昨年の1月と比べると、急激に金利が上がっているのがわかります。

2021年1月 2022年1月 2022年2月
フラット型 0.16% 0.20% 0.33%
ステップアップ型 0.05%〜0.60% 0.10%〜0.85% 0.12%〜1.50%

これだけ金利が違うと、2021年1月に募集開始したものよりも、2022年2月に募集開始したものの方が満期を早く迎えるかもしれませんね……

仕組預金の預入期間は銀行が決定する

これも敬遠していた理由のひとつなのですが、普通定期預金は預入期間を自分で選択して申し込めるのに対し、仕組預金は預入期間が何年になるか、自分で決定することができません。「1年単位、最長10年」で、いつ預入終了となるかは銀行が決定します。

10年立てば絶対に満期となり元本保証もされ、毎年利息を受け取ることもできますが、何年めに満期を迎えるかは、言ってしまえば成り行き任せ。銀行の言うなりになるしかありません。

貯金がすぐゼロに戻っていた頃の私には絶対に申し込む気持ちにはなれなかった商品ですが、まあこれくらいの金額なら10年使えなくても問題ない、という自信が持てたので、トライしてみる気持ちになれました。

フラット型?それともステップアップ型?

さて、どちらの商品に申し込むか。

毎年、定期預金の金利が下がり続けていることを考えると、預入期間が短期で終わることは考えにくいです。となると、おそらくステップアップ型にした方が、満期を迎えるまでにはフラット型よりも金利が高くなっていて受け取れる利息も高くなるのかなと推測できます。

とはいえ、未来がどうなるかは誰にもわかりません。そして、フラット型とステップアップ型とでどれくらい差が出るのかも、シミュレーションしてみれば良いのでしょうが、面倒でする気にならない。

ということで、両方に申込み最小金額である10万円ずつを預入してみることにしました。(※同じタイミングで満期を迎えることにならない可能性もあると思うのですが、比較しやすいかなと思って。)

フラット型 10万円預入

まず、フラット型の結果はこちら。

適用利率は0.16%。10万円預けて利息は税抜後128円。いやほんと少ない。

ステップアップ型 10万円預入

そして、ステップアップ型。こちらの金利は1年目は0.05%ということで、利息は当然さらに少なく、10万円預けて利息は税抜後41円。少ない。少なすぎる。

ということで、合計200,000円預け入れて、1年後に200,169円となりました。

あまりに増えなくて悲しすぎますが、こうやって文字にしてみると、169円増えたのはありがたいといえばありがたい。
2022年1月の普通円定期預金の金利は、預入期間1年間で0.1%でした。どうせ使わずに眠らせておくお金と思えば、普通定期にしておくよりは増えている。もちろん、その分流動性が著しく低下してはいるのですが……

ちなみに、仕組預金の利息は代表口座へ振り込まれます。定期預金で言うところの「元金継続」式、「単利」ですね。次の1年も銀行に預け入れしているのは元金の10万円だけ、来年もらえる利息もこの10万円分にだけかかることになります。

投資信託との比較

ちなみに、2018年に1万円だけ購入してみた投資信託商品【e-MAXIS Slimバランス(8資産均等型)】(つみたてNISA預かり)はというと、購入から4年数ヶ月後の2022年2月現在は、評価額12,702円まで育っています。

積立NISA、投資信託ってどういうもの?とこわごわ1万円分だけ購入したもの

つみたてNISAの投資信託は、分配金が再投資されるため、売却しない限りは自分の手元に収入が入ることはありません。定期預金で言うところの「元利継続」式ですね。たとえ少額でも元金が増え続けていくので、「複利」効果で資産が育ちやすいとのこと。(元金保証ではないので、単純に預金と比べることはできないのですが……)

仕組預金は新たに預け入れはせず、昨年預け入れたこの10万円ずつがどうなっていくかを見守るだけにするつもりです。

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はな
都内ひとり暮らし。旅行好き。資産形成に取り組んで8年目。宝くじ10億円を当てるのが夢。将来のために資産形成しながら、現在も楽しむのがモットー。

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