貯金ゼロだった頃の銀行口座の残高推移を振り返って、なんだか自分でものすごいダメージを受けたので、どうやって「あればあるだけ使う生活」から「毎月一定額を貯蓄する」ように変われたのか、振り返ってみようと思います。
結論から言うと、これだけです。
住信SBIネット銀行の口座を開設した。
もう少し具体的に言うと、
上記の手順について、詳しく解説していきます!
貯金をするにあたって、目的別に口座を分けると良い、というようことはたくさんの方が言っていますよね。
生活資金と貯蓄用の口座を分ける
- 給与が入ったら、まず貯蓄用口座に振り替える
- 残った資金で生活する
これは確かに王道だと思います。
実際、私も毎月そうしています。
注意点はひとつ。給与口座から貯蓄口座への資金移動は、自動化すること。
人力でやっていると、忙しかったりすると続かなくなるからです。
資金の移動は自動化する
・毎月ATMに行って貯蓄する額を引き出し、貯蓄用口座へATMから入金する
・ネットバンキングを利用して、給与口座から貯蓄口座へ振込手続きをする
上記はどちらもお勧めしません。
使っている銀行口座のATM利用料が無料だったり、コンビニATMを利用して一歩も動かずに資金移動できるとしても、お勧めできません。
また、単純に時間と判断力の無駄づかいにもなりますね。
自動化してしまえば、何も覚えておく必要がありません。
給与振込日が来ることさえ忘れて生活できるようになります。自動化しましょう!
自動入金機能を使おう
お勧めの方法は、自動入金機能。
予め指定しておいた金額を、毎月自動で他行の口座から引き落として入金してくれる機能です。
・住信SBIネット銀行:定額自動入金サービス
・PayPay銀行:おまかせ入金サービス
・セブン銀行:定額自動入金サービス
・ソニー銀行:おまかせ入金サービス
✖️残念ながら楽天銀行では取扱いなし
もしお使いの銀行に自動入金機能がなかったとしても、振込手数料が一定回数無料になる口座を持っていて、その銀行に「定額自動送金」機能があるなら、貯蓄用口座を他行につくり、定額自動送金機能を使って貯蓄用口座へ資金移動するのも良いと思います。
たとえば、楽天銀行には自動入金機能はありませんが、「毎月おまかせ振込予約(自動振込)」があります。家賃の支払い同様に、貯蓄についても毎月自動で貯蓄用口座に振り込むよう設定するのも良いアイデアだと思います。
自動送金機能で、毎月の支払いも自動化
家賃の振り込みなど毎月発生する定額の支払いがある場合は、これも自動化できます。
この定額自動送金(振り込み)については、多くの銀行で提供しているので使っている方も多いと思います。
注意点としては、振り込み手数料。
自動送金機能での振り込みも、手数料無料回数の対象としてカウントされることも多いと思います。手数料無料になる回数の範囲内がいいですね。
貯蓄の目的別に、さらに口座を分ける
私はお金の管理がとにかく大の苦手なので、貯蓄の目的別に口座を分けています。
2016年頃の私の頭の中はというと、
みたいにごちゃごちゃっとしていました。
住信SBIネット銀行に口座は作ってみたものの、「目的別口座」という機能に気がついていなかったんですね。
2022年6月現在、頭の中はとてもシンプルです。
資金移動や支払いは下記の通り自動化済みなので、とても楽ちんです。
しかも、すべて手数料無料。
目的別口座の活用
目的別に口座を分ける、と口でいうのは簡単ですが、実際にいくつもの銀行に窓口を開くのは面倒だし、通帳・カード・IDにパスワードと管理の手間が増えるのも大変ですよね。
住信SBIネット銀行なら、口座を1つ開くだけでOKです。
1つのID・パスワードだけで、最大でさらに10個の口座を「目的別口座」として作成できます。
給与の振込先に住信SBIネット銀行を指定し、目的別口座を活用すると、他行の口座を使わなくても、生活資金口座と貯蓄口座を分けることができ、資産の一括管理が可能になります。
注意点は、外部と資金のやり取りができるのは代表口座のみということ。
目的別口座にどれだけの高額が入っていたとしても、代表口座の出金可能額が不足していれば、取引エラーで振込や引落としは失敗になるので、その点は注意が必要です。
・代表口座と別に、任意で最大10口座まで同時利用可能
・目的別口座には、口座番号はつかないため他行との取引はできない
(出金や振込み、直接入金ができるのは代表口座のみ)
・代表口座と各目的別口座間での資金移動は手数料無料
・定額自動振替サービスを使うと、代表口座から目的別口座への資金移動を自動化可能
・目的別口座内の資金を定期預金への預け入れ可能
目的別口座には、任意で名前・目標金額・目標期間を設定できます。(名前以外は設定しないことも可能です。)
これが本当にわかりやすくて便利で、これを活用できるようになってから、お金の管理がとてもしやすくなりました。
以前は5つまでしか目的別口座の同時利用ができなかったのですが、10個まで利用可能になったのを機に、医療保険の引き落とし口座を住信SBIネット銀行に変更しました。(月払いにはしていないので、ここに毎月積み立てていき、引き落とし月にまとめて代表口座へ移す予定です。)
また、以前は代表口座から各目的別口座への資金移動は手動で行なっていたのですが、昨年から定額自動振替サービスが始まったので、完全自動化が可能になりました。
住信SBIネット銀行に入金される → 定額自動振替サービスで、毎月の貯蓄額が自動的に目的別口座へ振り替え
積立貯蓄の完全自動化です。たまに定期預金へ手動で預け入れするくらいで、他にはもう本当にやることがありません。
実際のスマホ画面はこちら
スマホアプリでいつでも目的別口座の作成、資金管理できるのもとっても便利です。
実際の口座一覧画面はこんなかんじ。
目的別口座の中で、普通預金と定期預金の使い分けができます。

口座名の前のアイコンも任意で選べます。
手動で資金の振り替えをしていた頃、考えずに済むように口座名の後ろに毎月の積立額を入れていました。面倒なので変更せずにそのままにしています……
別の画面で目的別口座のひとつを開くと、こんな感じです。

達成率だけではなく、評価までしてくれる……!
たまに見ると気が引き締まります。
まとめ
以上、貯蓄の自動化の方法についてでした!
クレカの支払額を確認して、給与口座(生活資金)に入っている金額で足りない場合は、目的別口座から必要な額を代表口座へ振り替え、代表口座から給与口座へ振り込んでいます。
それも全部、住信SBIネット銀行にしちゃえば?
とこの記事を書きながら思ったのですが、その手間をかけるのが嫌で使いすぎないようにする意識を多少なりとも働かせる効果があるのかも……?(浪費しまくりの家計簿を公開している時点であんまり説得力がないですよね、単に口座変更するのが面倒なだけです……)
使いすぎちゃうことはあるのですが、毎月際限なく浪費するようなことはなくなったので、この目的別口座を利用しての積立貯蓄は、私にはすごく合っているようです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!