旅の思い出

朝のお勤め体験:京都河原町浄教寺

京都のお寺で、朝のお勤め体験をしてきました。

多聞山鐙籠堂浄教寺

訪れたのは、浄土宗のお寺、浄教寺。寺町通りに建つ、由緒あるお寺です。
公式情報によると、12世紀後半に平清盛の長男・平重盛が開基し、開基当時は「東山鐙籠堂」と称されたが1449年後花園天皇により「浄教寺」の寺名を下賜。五条東洞院移転を経て、1591年に現在の地に移転したとのこと。

現在は、お寺の敷地内に三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺を併設しており、朝のお勤め体験と御朱印は、ホテル宿泊者のみ申し込みが可能です。

申し込み方法・料金

お勤め体験は、チェックイン当日の申し込みが必要です。先着順なので、どうしても申し込みたい場合は極力早い時間帯でのチェックインをお勧めします、とのことでした。(私は祝日の宿泊で、19時前くらいにチェックインしましたが問題なく予約できました。)
また、御朱印を希望する場合も事前に申し込みとお支払いをし、御朱印帳を事前にホテルへ預け、お勤め体験後〜チェックアウト時に受け取ります。

朝のお勤め体験は500円、御朱印は300円。こちらはホテルの宿泊費とは別に、事前にフロントでお支払いとなります。

また、朝のお勤め体験専用の宿泊プランもホテル公式サイトでは販売されているそうです。こちらのプランで申し込むと、予約時にお勤め体験の予約が確約されるそう。(ただし、直近2週間より先の日程では満室表示で予約不可になっていることがほとんどです。)

ホテルの宿泊記はこちら。

お勤め体験の感想

浄教寺の朝のお勤め体験は、気軽にお寺の雰囲気を味わいたい方、せっかく京都に来たので歴史を感じてみたい方、足腰のよくない方にはとてもお勧めのできるお勤め体験でした。

朝のお勤め体験を申し込むともらえるリーフレット。

また、本堂のなかを見学できるのはこの朝のお勤め体験の参加者のみです。
ロビーの小窓から覗くこともできますが、見える範囲はほんのわずか。
本堂をゆっくり鑑賞したい方、お寺所蔵の掛軸などの所蔵品をじっくりご覧になりたい方、御朱印をいただきたい方にもお勧めです。

お勤め体験の流れ

ロビーには他にベンチもありますが、座れるのは10人前後くらい。

当日の朝、時間までに1Fロビーへ集合します。私が参加した日は25人前後くらいの方が集まりました。
6:30集合だったと思うのですが、参加者全員がそろうのをスタッフの方が確認して、45分頃にエントランスを出て、参道から山門をくぐり、本堂へ。


本堂へ入ると、入り口側に人数分のスタッキングチェアが並べられており、それぞれ着席。
しばらくすると、本堂奥から住職がお見えになり、読経中に参加者はそれぞれ焼香に立ちます。住職がお勤めを終えてお帰りになられた後、20分程度、参加者が自由に本堂内を見学することのできる時間になります。

私はこれが人生初の朝のお勤め体験だったのですが、本堂の荘厳さに息を呑み、お香の香りにひたり、読経に耳を傾けながら、とても良い朝の時間を過ごせたと感じました。

お寺のお勤めというと、床に直座りで一緒に読経するようなイメージだったので、それが綺麗に覆されました。
そういうお勤め体験をイメージする方にとっては、もしかしたら物足りなく感じるかもしれません。

これはこれでとても良いなと個人的には感じました。法事でお寺にでかけても、畳敷の部屋に椅子が並べられていることも多い昨今、お勤め体験もこうして椅子に座っていて良いというのはとても安心。
自分の祖父母を見ていても、歳を重ねると床に直接座ったり立ったりするのは大変になりますし、椅子なら女性も普段通りのロングスカートやワンピースで気兼ねなく参加できます。

本堂の見学

浄教寺の本堂は、ホテルの建築に合わせて再建されたらしく、石造りというのか、タイル貼りの壁の美しいモダンな現代建築です。
本堂の壁には、由緒ある所蔵品の数々がガラス越しに展示されています。
お寺といえば木造建築しか知らなかった目には、とても新鮮なのはもちろんのこと、寺院の荘厳さを失わずにこんなに美しく現代建築と融合させることができるんだな……と入った瞬間からずっと見惚れてしまいました。床の絨毯は黒に近い濃紺に細かな金粉をまぶしたような模様で、それが星空のようでとても綺麗。

平重盛 謹書

また、お寺の歴史を感じられる品として、時代ごとの鬼瓦も展示されていました。3つ並んでいるのですが、それぞれ時代ごとに瓦の顔が違っていてなんともユーモラス。

ざっと見てまわり、参加者の多くが本堂をあとにしてから少し写真を撮ったりしましたが、7:30よりも前に私も本堂を後にして、2Fのレストランへ朝食に向かいました。

暗い本道を出て、明るい陽射しの下に戻ると、なんだかちょっとしたタイムトリップをしたようで不思議です。

ホテルと隣接しているので、移動に時間的にも物理的にも負担がかからないのも、観光の時間を長く取れてとても嬉しい。素敵な時間でした。

おまけ

この写真は夜に撮ったもの。繊細な細工が美しい。

0
ABOUT ME
はな
都内ひとり暮らし。旅行好き。資産形成に取り組んで8年目。宝くじ10億円を当てるのが夢。将来のために資産形成しながら、現在も楽しむのがモットー。

ランキングに参加しています。クリックして応援いただけると喜びます♡

にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄(一人暮らし)へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ にほんブログ村 旅行ブログ 女一人旅へ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA