ザ・リッツ・カールトン沖縄で、よもぎ蒸しをしてきました。
よもぎ蒸しがなんなのかもわからないまま、ザ・リッツ・カールトン沖縄の名前に惹かれて誘われるまま行ってきたのですが、サウナや岩盤浴よりも体がすっきりする感覚があってとても気持ち良かったです。
スパは別棟にあるため、本館からカートで案内をしてもらいました。車道を渡り、スパ棟までのほんの1分あるかどうかの小道は南国特有の植物におおわれていてリゾート感たっぷり。

よもぎ蒸しは予約制で30分単位。
訪れたのは日曜日だったのですが、前後に予約が入っていなかったようで、その前に1時間ヒートエクスペリエンス(温浴施設)を利用させてもらい、よもぎ蒸しの時間も30分を過ぎてもがんばれるだけ体験していて大丈夫と案内してもらいました。
観光シーズンにはまだ早く、梅雨明け前なのに気持ちの良い夏日の晴天でビーチに出る人も多かったからか、ほぼ貸切状態。他の利用客の方と顔を合わせたのは、よもぎ蒸しを終えて棟内を移動している時の一度きりでした。
まずはロッカールームへ。更衣室でバスローブへ着替えて、ヒートエクスペリエンスという小洒落た名前の温浴施設へ。
ロッカールームは高級感にあふれていて、さすがリッツ・カールトンでした。



ヒートエクスペリエンス(温浴施設)入口には、バスタオルやボディタオル、また冷蔵庫の中には良く冷えたボトル入りのお水があります。
中には大浴場、シルキーバス、ドライサウナ、岩盤浴、ドア付きの立ちシャワーブースと、椅子付きのオープンな洗い場が。ガラス張りになっていて、窓の奥には山原(やんばる)の森の木々が美しく、晴れた日はもちろん、雨の日に来てもとても雰囲気が良さそうです。
ベンチもあるので、お湯に入り疲れたあとはベンチに座ってのんびり窓の外を眺めたりもできました。



岩盤浴のベッドは、風化サンゴタイルでできているそう。しっかり熱くて、バスタオルを敷いて寝そべります。じんわりゆっくりと体があたたまって気持ちよかったです。


ヒートエクスペリエンスを楽しんだあとは、よもぎ蒸しへ。
スタッフの方に案内されて、エステルームへ移動しました。
いつかエステメニューも受けてみたいなと思いつつ、今回はよもぎ蒸しのみの体験です。
スタッフの方にマントを着せてもらい、バスローブを脱いで、テラスに用意されたこちらの椅子へ。足元ではよもぎ等のハーブがお湯のなかでぐつぐつと煮えていました。マントで椅子を覆うようにして座り、ひたすら汗をかきます。

ここにもボトル入りのお水を用意してくれています。
30分のあいだに、ヒートエクスペリエンスから持参した飲みかけのボトルと新しく開けたボトルをきれいに飲みきってしまうほど大量に発汗しました。
汗をかいて血流が促進されることによるデトックス効果のほかに、よもぎのリラックス効果や、ホルモンバランスを整える効果が期待できるそう。
建物の敷地がゴルフ場に隣接しているので、時折りゴルフをプレーしている人達の声が聞こえてきますが、スパ棟が高い場所に位置していること、また緑が濃いため、お互いに姿を見ることはできないので安心です。屋外のためサウナのような苦しさがなく、リラックスして過ごすことができました。
30分で終わりにしなくても、がんばれるだけどうぞ!と言っていただいたので、40分くらいやっていこうと思いましたが、あまりの発汗量に気力がもたず、30分で切り上げました。

バスローブが新しいものに替えられていて、細やかな気遣いに感動しつつ、汗を流しにまたヒートエクスペリエンスへ。

地下にはプールとデイベッド、ジムもあって利用可能だったのですが、今回はこのあとに別の予定があったこと、あまり疲れてしまうと帰りのドライブ中に眠くなってしまうかもしれないので、そちらは利用せずに身支度を済ませて終了にしました。
沖縄には他にもよもぎ蒸しを受けられる施設があり、はじめはそちらに誘われていたのですが、リッツ・カールトンにもよもぎ蒸しのプランがあり、しかもこちらの方が安価だったので利用してみました。
よもぎ蒸し単体で考えるとちょっとお高いな……と思ったのですが、この上質空間を貸切同然で利用できたことを考えると、とてもコスパの良い体験だったと思います。
沖縄は海も美しいですが、山の緑も本当に美しくて大好きだなとまた改めて感じました。